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確実な入試突破の実力

受験生の中に、やたらと参考書や問題集に詳しい人がいます。私は「受験参考書プロ」と呼んでいますが、そういう人が模擬試験を受けると、豊富な情報量を持ち合わせている割には、偏差値はだいたい五五前後の人が多い。二浪、三浪の人によく見られる現象です。対照的に、偏差値が六〇、七〇と高い受験生は、一つの問題集を最後までじっくりとやっている人が多いはずです。長年の受験指導の体験からも、問題を解いた数だけ、解答力を身につけており、模試の成績は無論のこと入試の合格率も高どちらかといえば、受験参考書プロは、参考書や問題集は知っていても、肝心の問題を解く努力をおろそかにしているため、何回も入試に苦労する羽目に。多様な問題集が存在していることを知るのは、受験情報の一つですが、別に参考書や問題集の評論家になる必要はありません。目指すは、受験問題解答プロなのですから。長丁場になる受験の中では、「この問題集でよいのだろうか。他にもっとよい問題集が……」と、迷いが生じる場合もあります。ですが「浮気」を繰り返していると、時間ばかりを浪費し、肝心要の偏差値を上げられません。結論は、自分の選んだ参考書と問題集を「最高のテキストだ」と信じることです。大切なのは、確実な入試突破の実力をつけること。それを忘れずに。

学校ごとに独自問題で行う都道府県

同一県内に複数の公立中高一貫校がある場合、入試要項は教育委員会が定め、「適性検査」の問題も作成するので、全県共通というのが普通です(共通問題と学校独自問題の組み合わせという県もあります)。しかし、東京や京都などのように、学校ごとに独自問題で行う都道府県もあります。一方、違っている部分は以下のような点です。「抽選」といっても、「抽選」する段階が違う「書類選考」の代わりに、「抽選」でもって「適性検査」を受けられる人数を絞るところもあれば、定員の半分を成績上位の者から採り、残り半分は「抽選」で選考する(京都府・市)のような「抽選」の仕方をするところもあります。「適性検査」「作文」「面接」は「必ず」ではない「調査書」の成績を選抜資料として使うことはどの都道府県でも共通していますが、「適性検査」「作文」「面接」については、「必ず」実施しなければならないものではありません。このうちどれを使って選抜するかは学校ごとに任されています。

「大学進学」教育に力を入れている男子校

保護者が子どもを男子校に入れようと考える理由の上位2項目は「学習指導」と「大学進学」です。そのため、ごくトップの男子校をのぞけば男子校はどこも大学進学教育に大変力を入れているのが普通です。そのほかの理由では、12歳くらいだとどうしても女子のほうが精神年齢が高く、女子が主導権を握ってしまうので、そのことを嫌って女子のいない男子校を選ぶというケースがあります。そのため昔とは違って、女子がいることが負担にならない、積極的な男子が共学校に進み、小学校時代に女子に頭を押さえつけられていたおとなしめの男子が男子校を選ぶという逆転現象も生まれています。最近の男子校はー昔前の、武骨でがさつ、指導も自由放任、校舎もきたないといったイメージとはずいぶん違ってきているので、親の時代、あるいは祖父母の時代の「いかにも男子校」といった先入観は持たないことです。男子をお持ちの保護者は、わが子の様子を見ていれば、おおよそ想像はできそうです。